2020年4月10日、大林宣彦監督が永眠され、関連番組や映画作品の上映などが発表され始めました。尾道三部作のひとつ、映画『時をかける少女』も久しぶりに地上波で放送されます。

本作は原田知世さんの初の主演映画でした。映画とともに彼女が歌う主題歌もヒット。歌手・女優としてアイドル的な人気を得ることになりました。原田さんは「私にとって、この映画は宝物です」とも語っています。

この記事では「映画『時をかける少女』(原田知世)のロケ地ガイド!尾道 竹原をご紹介!」と題し、尾道と竹原をご紹介します。

映画『時をかける少女』とは?

『時をかける少女』は筒井康隆さんのSF映画が原作です。SFに青春、恋愛、学園ものなどの要素を織り交ぜた、筒井さんの作品では珍しい、正統派少年少女向け小説でした。

1983年に大林宣彦監督より映画化され、邦画では年間2位となる大ヒットを記録しました。

大林宣彦監督の、『転校生』、『さびしんぼう』と合わせて「尾道三部作」のひとつ、とされています。

予告編PV

あらすじ

高校生の芳山和子は、学校の実験室で白い煙とともに立ちのぼったラベンダーの香りをかいだ瞬間、意識を失い倒れてしまう。それ以来、時間を移動してしまうような不思議な現象に悩まされるようになった和子は、同級生の深町一夫に相談するが……。

映画『時をかける少女』のロケ地ガイド!尾道編

『時をかける少女』は広島県尾道市と竹原市の保存地区、また、新潟県の上越国際スキー場で撮影されました。

こちらでは特に印象に残っている尾道のロケ地をご紹介します!

原田知世さんがタイムスリップして訪れた神社:艮神社

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艮(うしとら)神社は尾道の市内最古の神社です。

樹齢約900年とも言われる大楠が境内にあります。この木は、尾道市の天然記念物に指定されています。この大楠で原田知世さん演じる芳村和子が幼い頃、神隠しに遭いました

住所:〒722-0046 広島県尾道市長江1丁目3-5
電話:0843-37-3320


タイムスリップした時に逆回転した大時計:梶山時計店

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映画に出てくる時計屋のモデルになった時計屋さんです。実際使われたお店は竹原市にあるので、こことは別です。この時計は、映画のスタッフが作ったものだそうです。最後のタイムトリップの時に逆回転していた時計です。

住所:〒722-0046 広島県尾道市長江1丁目6-2
電話:0848-37-3235

誰かに後をつけられた小道:タイル小路

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かつては、観光客の残したタイルがたくさん置いてありましたが、現在は撤去され、道に埋め込まれたタイルのみが残っています。この道に埋め込まれたタイルは、大阪万博を記念してタイルを埋め込んだのが始まりだったそうです。

住所:広島県尾道市長江一丁目

土曜日の実験室を目指し、時をかけるシーン:艮神社脇の路地

原田知世さんが、ラベンダーの香りかぎ、時をかけるきっかけとなった「土曜日の実験室」に向かって、時をかけていった道です。艮神社の脇道にあたります。ちなみに「土曜日の実験室」はセットだったそうです。

住所:〒722-0046 広島県尾道市長江1丁目3-5
電話:0843-37-3320

主人公たちの通う高校:尾道市立長江小学校

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原田知世さん始め、映画の中でみんなが通っていた高校。実は小学校だったのですね。創立110年を超える歴史ある小学校のようです。

住所:〒722-0046 広島県尾道市長江2丁目8−12

原田知世さんの住む芳山家:小浜邸

仁王門に大きな草鞋がかかっているお寺として親しまれている、尾道の西国寺の手前にある道を左へ行くと、原田知世さん演じる芳山和子の家として使用された小浜邸がありました。現在は取り壊されてしまったようです。

住所:広島県尾道市西久保町

映画『時をかける少女』のロケ地ガイド!竹原編

続けて竹原のロケ地をご紹介していきます!

屋根から瓦が落ちてきたお堂:胡堂


胡堂は「えびすどう」と読みます。塩田業が盛んだった時代、この辺りは上市・下市と分かれており、胡堂は上市の商業の守り神として祀られていました。
映画では、固く扉が閉まっています。胡堂は、いろいろな角度からのヴィジュアルで映画に登場しています。

住所:〒725-0022 広島県竹原市本町3丁目
電話:0846-22-7745

原田知世さんが下りた階段:西方寺

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西方寺は竹原市のシンボルでもあります。この階段を登ると、山門があり、町を一望できる高台に続きます。原田知世さん演じる芳村和子は、この階段を何回も下りて、高校へ行ったり、友達のところへ遊びに行ったりしていました。

住所: 〒725-0022 広島県竹原市本町3-10-44
電話: 0846-22-7745(竹原市産業振興課)

赤い花が咲く崖:黒滝山

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乃木希典大将が1906年にこの山に登った際、周辺のあまりの風光明媚さに歓声をあげたという逸話が残っています。“腰掛岩”から見る芸予諸島や四国連山の眺めは最高です。タイムスリップで赤い花が咲く崖に現れる芳村和子。印象的なシーンです。

住所:〒729-2311 広島県竹原市忠海町
電話:0846-26-0469

高校への通学路:たけはら町並み保存地区

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平安時代、栄えたことから、「安芸の小京都」とも呼ばれる竹原。
そのシンボルといえるのが、落ち着いた風情溢れる町並み保存地区です。
映画の中では高校への通学路として登場。今も変わらない姿を見ることができます。

住所:〒725-0022 広島県竹原市本町三丁目 ほか
電話:0846-22-7745

堀川吾郎の家:堀川醤油店

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大正8年創業の90年以上続く老舗の醤油店である、川醤油店の看板は、映画の小道具として作ったものをずっと実際のお店の看板として使用していたそうです。現在の看板はそれを似せて作った2代目の看板です。

住所:〒725-0022 広島県竹原市本町3-8-21
電話:0846-22-2475

下校途中に通る時計修理の店:日乃出堂

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高校の下校途中に描写のある、時計修理のお店である日乃出堂の撮影に使われた一軒家です。モデルとなった時計店は尾道にありますが、実際撮影に使われたのは、竹原にある建物でした。

住所:広島県竹原市本町1丁目

まとめ

『時をかける少女』は公開から40年近く経った今でも、色あせることのない映画です。後に映画やアニメ、テレビドラマでメイク作品がたびたび作られました。きっと、誰もが惹かれる何かがある映画なのだと思います。まだ見たことない方はぜひ。

尾道も竹原も、とても雰囲気のある街です。趣のある小さな小路が多くあるので、たくさん歩いて、ふいに映画とかさなる風景に偶然出会う、というのも楽しいかもしれません。

個人的なオススメは、尾道の迷路のような細かな坂道と、竹原の町並み保存地区です。

尾道も竹原も、街並みが本当に素敵なので、ぜひ映画を見て、想いを馳せつつ、町歩きをすることをオススメします!

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