国会
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アメリカのトランプ大統領が、アメリカ史上3人目となる『弾劾裁判』にかけられることが話題となっていますね!

ただ、そもそも「弾劾裁判ってなに?」という状態だったので、ネットでいろいろ調べてはみたものの・・・

ゆでるぽ
ん~、政治用語って、むずかしい言葉がでてきてよくわからない・・・
もっと簡単にわかりやすく解説してくれないかな?

 

と感じてしまったため、今回は同じ印象をお持ちのかたに向けて、『弾劾裁判』について簡単にわかりやすく解説してみたいと思います!

弾劾裁判とは?意味を簡単にわかりやすく解説!


では、いきなり結論から!

弾劾裁判とは?
大統領を辞めさせるかどうかを決める裁判のこと。

※今回はトランプ大統領を例にしているため「大統領」と定義しています。※

はい、それだけです・・・。(笑)

ちなみに「○○を辞めさせること」を小難しくいうと「罷免」という言葉になります。

これだけだと、「じゃぁ、どうやって辞めさせるの?」という疑問が浮かんでくると思いますので、そちらについても解説していきますね。

こういうのは図を使った方がわかりやすいと思いますので、図を使ってどんどん解説していきたいと思います!

まずは前提知識をおさらいしてから、最後に弾劾裁判の流れについてご説明します。

前提①:アメリカは「三権分立」という政治制度を採用しているよ!

出典:アメリカの政治

まずは、アメリカは三権分立という政治制度を採用していて、それぞれ以下のような役割があります。

三権分立
  • 『司法』=連邦最高裁判所 ・・・ 大統領や議会、政府の行いが憲法に違反していないかチェックする。
  • 『行政』=大統領     ・・・ 行政府の長+軍の最高司令官。おもに大統領令へのサイン軍事統制権といった非常時への対応。
  • 『立法』=連邦議会    ・・・ 国の法律をつくる。上院と下院の2院制。

 

この3つのなかでも、今回の『弾劾裁判』で特に重要なのは「連邦議会」。

なので、次は「連邦議会」の解説をしていきますね!

前提②:「連邦議会」は「上院」と「下院」に分かれてるよ!

出典:Miki’s English Cafe

「連邦議会」は

  • 上院
  • 下院

の2つに分かれていています。ちなみに、この2つの間に上や下などの上下関係はありません

主な違いは、

  • 仕事の役割の違い
  • 選ばれかたの違い

ですが、今回のトピックは『弾劾裁判』なので詳細は割愛しますね。

前提③:アメリカの政党は「民主党」と「共和党」の2つあるよ!

出典:Miki’s English Cafe

アメリカの政党には

  • 共和党
  • 民主党

の2つの政党があります。

トランプ大統領は「共和党」に所属しています。

そしてそれぞれの議席数は

  • 上院: 共和党  民主党
  • 下院: 共和党 < 民主党

と、上院と下院で逆転しています。

これがいわゆる「国会のねじれ」といわれる状態ですね。

弾劾裁判までの流れを解説するよ!

出典:TOKYO WEB

ここまでの前提をもとに、最後に弾劾裁判までの流れを解説しますね!

では、再度『弾劾裁判』の定義を確認します。

弾劾裁判とは?
大統領を辞めさせるかどうかを決める裁判のこと。

 

この『弾劾裁判』の流れは、上図のように2つのステップで行われていきます。

『弾劾裁判』の流れ
  1. 「下院」で弾劾案を採決し、過半数の賛成がある場合 ➡ 上院に『弾劾裁判』を要求する (※これがいわゆる「弾劾訴追」)
  2. 「上院」で『弾劾裁判』を実施し、2/3以上の賛成がある場合 ➡ トランプ大統領を辞めさせる

    下院と上院それぞれで一定数の賛成があった場合は、トランプ大統領は辞める必要があるということですね。

    ただし!前提③で解説した通り、現在上院にはトランプ大統領の味方が過半数を占めています

    なので、『弾劾裁判』で2/3以上の賛成が得られることは現実的ではない、と見られています。

    そのため、『弾劾裁判』が行われるにもかかわらず、トランプ大統領は「魔女狩りで、偽りで、作り話だ。許されるべきことではない。国にとってとても悪いことだ」と余裕の表情を浮かべているわけですね。

    では、なぜトランプ大統領の反対派である「民主党」は、負けるとわかっている戦いにわざわざ臨むのか・・・。

    それは、2020年11月3日に実施予定の次期大統領選を有利に運ぼうとする民主党による一種の政治パフォーマンスである、という見方が強いようです。

    そもそも弾劾裁判が行われる理由は?ウクライナ疑惑とは?

    そもそもなぜ『弾劾裁判』が行われることになったのか?

    そのきっかけとなったのは、「ウクライナ疑惑」と呼ばれるトランプ大統領とウクライナ大統領との電話会談です。

    下院民主党による弾劾調査は、情報機関の匿名告発者が今年9月に、トランプ氏とウクライナ大統領との電話会談に問題があったと議会に報告したことを機に始まった。

    ホワイトハウスが公表した通話記録によると、トランプ氏は7月25日にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との電話で、来年の大統領選で対立候補になるかもしれない民主党のジョー・バイデン前副大統領とその息子について捜査するよう働きかけていた。

    民主党が進めた調査で複数の関係者が証言したところによると、トランプ氏は政敵に対する捜査要求と引き換えに、すでに米議会が承認していたウクライナへの軍事援助4億ドルの凍結解除を提示したほか、ホワイトハウスでの首脳会談の実現を提示したとされている。下院本会議をこれを権力乱用と認めて、大統領を弾劾訴追した。

    下院民主党が今年9月に、トランプ氏がウクライナ大統領に何を働きかけたのか調査を開始すると、トランプ氏はホワイトハウス関係者の証言を次々と阻止した。下院本会議はこれを、議会妨害と認めて、大統領を弾劾訴追した。

     

    要するに、トランプ大統領は多額のお金(軍事援助4億ドル)と引き換えに次期大統領選のライバルを蹴落とそうとし、それが発覚しようとすると口封じをしようとした、ということですね。

    これが本当であれば悪党の極みですが、真実はどうなのでしょうか?

    弾劾裁判に対するネットの反応は?

    今回のトランプ大統領の弾劾裁判に関するネットの反応をまとめてみました。

    まとめ

    今回は、『弾劾裁判』について図を交えながら解説してみました!

    あくまでも、「簡単にわかりやすく」を重視ししため、詳細に関する説明不足などがあったかと思うのですが、なにとぞご容赦ください・・・(苦笑)

    今回の『弾劾裁判』では、トランプ大統領罷免の可能性は限りなく低いと思いますが、何があるか分かりませんので引き続き注目していきましょう!

     

    では、今回はこの辺で!

    最後までお読みいただきありがとうございました!